現地時間21日13時過ぎにシオラパルクより、目的地アノーイトー岬の“岩”に向け徒歩行をスタートさせた荻田。6年ぶりの北極にして、開始直後に難所が待ち受けているという過酷な3日間でしたが、4日目は天候/気温を考慮して日中の徒歩行を控えたようです。
『現在こちらは24日20時過ぎ。23から24日の深夜から北風が強くなってきて、24日も一日中吹き続ける。天気は晴れだが、風が強い。
3日歩いてきて、すでに日中の気温が高くて太陽光も強いので、深夜行動に変えた方がいいかもと思っていたところもあり、24日はずっとテントで休んでいた。登りで疲れたのもあるので、良い休憩。風の具合も見てだが、25日午前1時くらいから行動をするかも。風次第。』
久しぶりの極地の緊張感やルートのタフさもあって疲れが伺えたので、ちょうど良い休息になったのではないかと思います。馴れてくるまでは、マイペースで進んで欲しいと思います。
そういえば荻田の著書「君はなぜ北極を歩かないのか」にもなった2019年の「北極圏を目指す冒険ウォーク2019」でも同じようなことがありました。4月下旬から5月にもなると、日中の気温が上がって来て雪が溶け、進行に支障をきたすようになって来たので、夜中の気温が低く、足元が締まって歩きやすい時間帯から行動開始する、というもの。気温が高いと言っても氷点下なのですが、実際に経験しないと全く想像できない感覚ですね。
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