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南極点滞在3日目

冒険開始後、毎日欠かさず更新して来ましたが、今日はこんな時間になってしまいました。出来ないかと思っていたので、なんとか間に合った感じです。何故遅くなったのかは、後ほど。

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南極点に到着し、特にやるべきこともなくのんびりしながらベースのユニオン氷河へのフライトを待っています。ここでのご飯が美味しく、運動もせずにいると太りそうなのもあり、スキーを履いて空身でキャンプの周囲を歩き、ちょっと南極点まで行ってきました。すぐに南極点まで行けるという稀有なキャンプ場です。

南極点には記念撮影のセレモニーポールと、100mほど離れて本当の地軸の極を示すポールがあります。各国の国旗がぐるりと取り囲むポールはセレモニーポールの方です。リアルポールの横には地理的な南極点を示す看板も立っています。

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ちょっとそこまで、で南極点にいけちゃうとは、羨ましい...。

                                   到達時の荻田の画像は、セレモニーポールの方でしたね。

北極点は北極海にその地点があり、北極点の氷は海に浮いたものなので、そこにポールを立てても次の日には少なくても数十m、時には一晩で数km流されてしまいます。なので北極点に行ってもそこには何もありません。南極点は、海である北極と違い南極大陸にあります。南極点にはアメリカのアムンゼンスコット基地があり、そこには南極点を正確に示すポールが立っています。この金属製のポールは、毎年新しく作られて立て直されます。なぜかと言うと、実は南極点の位置も少しずつ動いているからです。正しく言えば、氷床の上に乗っているアムンゼンスコット基地もそのポールも、少しずつ動いているからです。超巨大な分厚い氷の塊である氷床は、少しずつ重力で標高の低い方へ流れ動いています。それが海に達して氷が分離して流れ出たものが、海に浮かぶ氷山と呼ばれるものになります。

予定では、明日ユニオン氷河にツインオッター機で戻ります。50日かけて歩いてきた道のりを5時間で飛んで戻ります。飛行機速いなぁ、てか、よく歩いてきたもんだ。

 

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実は↑に書いてある明日とは、日付変わって今日のことです。現地は今、午前8時。おそらくもう機上の人かもしれません。50日間を5時間で戻る。荻田にとっては一瞬の出来事かもしれません。そして更に、帰国が早まるコトになりました。詳しい内容はまた改めてご紹介いたしますが、この盛り上がっている状態を、早く荻田に見せてあげたいと思っています。